こんにちは。東京都港区、「白金高輪駅」1番出口より徒歩1分にある歯医者「白金SAIKI DENTAL CLINIC」です。
矯正装置が目立ちにくいインビザライン矯正は、数あるマウスピース矯正のなかでも特に人気があり、世界中で用いられている矯正治療法です。「インビザライン矯正に興味があるけれど費用が気になる」という方も多くいらっしゃるでしょう。
この記事では、インビザライン矯正の費用について解説します。費用の内訳まで詳しく説明していますので、インビザライン矯正を検討されている方はぜひご参考にしてください。
インビザライン矯正とは

インビザライン矯正とは、アメリカのアライン・テクノロジー社によって開発されたマウスピース矯正のことです。透明のマウスピースを1日に20〜22時間以上装着することで、矯正力を歯に加えます。
通常1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、計画通りに歯並びを整えていく矯正治療法です。
奥歯も含む全ての歯を移動できるインビザラインと、奥歯を治療範囲に含まないインビザライン Goがあり、当院ではインビザライン Goを採用しています。奥歯を除く計20本の歯を移動させて、効果的に歯並びを整えることが可能です。
インビザライン矯正のメリット
インビザライン矯正の主なメリットは、以下の6つです。
- シミュレーションで確認が可能
- 装置が目立ちにくい
- 違和感や痛みが少ない
- 口の中も装置も清潔に保ちやすい
- 自分で装置の取り外しが可能
- 金属アレルギーのリスクがない
それぞれのメリットを詳しく解説します。
シミュレーションで確認が可能
インビザラインの特徴は、治療を始める前にシミュレーションで治療の流れを確認できる点です。矯正治療前の状態から、矯正治療後の歯並びや噛み合わせ、インビザライン矯正の治療期間などをシミュレーションで確認できます。
ただし、コンピューターによって自動作成されたシミュレーションだけでは、計画通りに治療が進まない可能性があります。一人ひとり歯や骨の状態は異なり、歯が動くスピードも変わるからです。
検査結果を用いて歯科医師が分析・診断した結果をシミュレーションに反映させることで、より正確な治療計画を確認できます。
装置が目立ちにくい
インビザライン矯正では透明のマウスピースを使用するため、装置が目立ちにくいメリットがあります。接客業など、見た目を気にされる方に多く選ばれています。
違和感や痛みが少ない
インビザライン矯正で使用されるマウスピースの厚みは0.5mm程度です。歯ぎしり対策で使用するマウスピースの厚みが1〜1.5mmほどのため、インビザライン矯正で使用するマウスピースは非常に薄く違和感を軽減できることがわかります。
また、インビザライン矯正はワイヤー矯正に比べて痛みも抑えられます。矯正力が加わって歯が動くため全く痛みがないわけではありませんが、ワイヤー矯正のように歯を強く締め付けることはありません。
口の中も装置も清潔に保ちやすい
インビザライン矯正の場合、飲食をするたびに歯磨きとマウスピースの洗浄を行う必要があります。面倒に思うかもしれませんが、口の中を清潔に保ちやすく虫歯や歯周病を予防しやすいというメリットになります。
ワイヤー矯正の場合は、口の中に常に装置が装着されているためブラッシングが難しいです。インビザライン矯正はマウスピースを外せば通常通りに歯磨きができ、マウスピースも丸洗いできるため、口の中も装置も清潔に保ちやすいのです。
自分で装置の取り外しが可能
ワイヤー矯正の場合は自分で装置を取り外すことができませんが、インビザライン矯正の場合は自分で装置の取り外しが可能です。写真撮影時やスピーチ時など、見た目や発音が気になる際に自由に着脱できるため便利でしょう。
金属アレルギーのリスクがない
インビザライン矯正ではマウスピースの装置を使用するため、金属アレルギーの心配がありません。ワイヤー矯正でも金属アレルギーが心配な場合は、透明のブラケットという装置を歯に接着するなどの対応が可能ですが、その場合追加費用が発生することが多いです。
インビザライン矯正であれば、金属アレルギーが心配な方も追加費用の心配をせず受けられるのです。
インビザライン矯正のデメリット
インビザライン矯正の主なデメリットは、以下の3つです。
- 治療できない症例もある
- 装着時間を守らなければならない
- 装置の保管など自己管理が必要
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
治療できない症例もある
インビザライン矯正は年々治療の幅が広がっているといえます。それでも、歯の移動距離が大きい症例などではインビザラインで対応できない場合があるのです。
ワイヤー矯正に比べて適応症例は少ないといえます。
装着時間を守らなければならない
インビザライン矯正では、マウスピースを1日に20〜22時間以上装着しなければなりません。装着時間を守れない場合、計画通りに治療が進まない可能性が高まるでしょう。
装置の保管など自己管理が必要
ワイヤー矯正は装置が固定式なので問題ありませんが、インビザライン矯正は装置の取り外しが可能です。マウスピースを自由に着脱できるのは便利ですが、装置を紛失する恐れがあるなどデメリットも存在します。
装置を外したら専用のケースに入れて保管しましょう。ケースに入れる習慣をつけることで、装置の紛失や破損を防げます。
インビザライン矯正の費用相場

全顎矯正のインビザラインの費用相場は、80〜100万円程度です。一部だけの歯並びを整える部分矯正の場合は、20万円程度の費用から治療が可能です。
しかし、インビザライン矯正は保険が適用されない自由診療であるため、歯科医院によって費用が異なります。正確な費用が知りたい場合は、治療を受ける歯科医院で事前に確認しておくといいでしょう。
インビザライン矯正にかかる費用の内訳

インビザライン矯正にかかる費用は、以下のとおりです。
- 相談料:無料〜1万円
- 検査・診断料:1〜5万円
- 装置の費用:20〜80万円
- 調整料:1回3,000〜5,000円
- 保定装置費用:1〜6万円
それぞれの費用は歯科医院によって金額が異なります。相談に関しては無料で行っている歯科医院も少なくありません。
また、矯正治療にかかるすべての費用をトータルして払うトータルフィー制度を取り入れている歯科医院も増えてきました。トータルフィーだと治療総額が分かりやすく、追加料金の心配もありません。
支払い方法も歯科医院によって違いますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
インビザライン矯正の種類や歯並びによる違い

インビザライン矯正にはいくつかの種類があり、症例や患者さまの年齢によって治療プランを選択できます。インビザライン矯正の種類を大きく分類すると、以下の6つです。
- インビザライン・コンプリヘンシブ
- インビザライン・モデレート
- インビザライン・ライト
- インビザライン・エクスプレス
- インビザライン Go
- インビザライン・ファースト
それぞれの特徴と費用についてまとめました。
<種類別の特徴と費用相場>
インビザラインの種類 | 特徴 | 費用相場 |
---|---|---|
インビザライン・コンプリヘンシブ | ・マウスピースの枚数、治療期間に制限がない ・幅広い症例に対応可能 | 80〜100万円程度 |
インビザライン・モデレート | ・マウスピースの枚数は片顎26枚まで ・中度の症状に対応可能 | 70〜90万円程度 |
インビザライン・ライト | ・マウスピースの枚数は14枚まで ・軽度の歯並びの乱れに対応 | 25〜45万円程度 |
インビザライン・エクスプレス | ・マウスピースの枚数は7枚まで ・後戻りや前歯だけなど、ごく軽度な症例に対応 | 20〜40万円程度 |
インビザライン Go | ・マウスピースの枚数は20枚まで ・奥歯を治療対象に含まない | 35〜50万円程度 |
インビザライン・ファースト | ・混合歯列期のお子さまを対象とした治療 | 45〜80万円程度 |
上述したとおり、当院ではインビザライン Goを採用しています。通常のインビザラインと比較して安く治療を受けられることも多く、奥歯を移動させないため短期間で歯並びを整えられるでしょう。
まとめ

インビザラインの費用相場は80〜100万円程度です。
ただし、インビザラインには治療プランが多数あり、20万円程度から始められるものもあります。インビザラインは、装置が目立ちにくく痛みも違和感も少ない矯正治療法です。他にも、歯磨きがしやすい、金属アレルギーのリスクがないなどのメリットがあります。
一方、適応症例がワイヤー矯正より少ない、装置の装着時間や保管方法の管理が必要などのデメリットもあります。インビザライン矯正を検討されている方は、費用はもちろんのことメリット・デメリットも把握しておきましょう。
インビザラインを検討されている方は、東京都港区、「白金高輪駅」1番出口より徒歩1分にある歯医者「白金SAIKI DENTAL CLINIC」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療、矯正治療、入れ歯治療など、さまざまな診療を行っています。審美歯科やインプラント、ホワイトニング、クリーニングなども実施しています。診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。