こんにちは。東京都港区「白金高輪駅」1番出口より徒歩1分にある歯医者「白金SAIKI DENTAL CLINIC」です。
短期間で歯並びを整えられるセラミック矯正は人気があり、芸能人なども受けている治療法です。そのため、セラミック矯正に興味がある方も多いでしょう。
今回は、セラミック矯正のメリットとデメリットを詳しく解説します。治療の流れや費用などもご紹介しているので、セラミック矯正を検討されている方は、ぜひご参考にしてください。
セラミック矯正とは
セラミック矯正とは、歯を削ってセラミック素材の被せ物をして歯並びを整える治療法です。歯並びだけでなく、歯の形や色も短期間で改善できることが特徴です。
短期間で口元の審美性を向上できることから、芸能人や営業などの人前に出る機会が多い方に人気があります。
ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの歯科矯正とは異なり、歯を動かすことはありません。歯にセラミックを被せて見た目を整えるため、噛み合わせなどの機能的な問題を根本的に解決することはできません。
セラミック矯正にはメリットとデメリットがあるので、治療についてよく理解したうえで検討しましょう。
セラミック矯正のメリット
セラミック矯正の主なメリットは、以下のとおりです。
- 治療期間が短い
- 複数の悩みを一度に解決できる
- 金属アレルギーの心配が不要
- 見た目を気にせず治療を受けられる
それぞれ詳しく解説します。
治療期間が短い
一般的な歯科矯正は、全顎矯正の場合2〜3年程度の治療期間が必要です。部分矯正であっても、数ヶ月〜1年程度の期間がかかるでしょう。
セラミック矯正であれば、治療本数にもよりますが1〜3ヶ月程度で治療が完了します。大事なイベントを間近に控えている場合など、早く歯並びや歯の色・形を整えたい方にとっては、大きなメリットでしょう。
複数の悩みを一度に解決できる
セラミック矯正は被せ物をして歯並びを整える治療であるため、使用するセラミックの色や形なども調整可能です。「左右の歯の形を整えたい」「白い歯にしたい」などの希望も同時に叶えられます。
金属アレルギーの心配が不要
セラミックには様々な種類が存在します。オールセラミックやジルコニアのような金属を使用していない素材を選択すると、金属アレルギーの方でも問題なく治療を受けられます。
ただし、メタルボンドという素材は、金属の上にセラミックを焼きつけた素材です。金属アレルギーを発症する可能性があるので、心配な方はメタルボンド以外の素材を選択しましょう。
当院では、保険外(自費)の詰め物や被せ物、セラミック治療では、全てメタルフリーの素材を使用しています。金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクはなく安心して治療を受けていただけます。
見た目を気にせず治療を受けられる
セラミック矯正は歯を削って被せ物をしますが、治療期間中は仮歯を装着します。そのため、治療中の見た目を気にする必要もありません。
当院では、初回の治療の際に患者さまのご要望をお伺いし、好みの色・形で仮歯を作成します。お顔とのバランスも考慮して仮歯を作成するので、初回治療時でも仮歯ではありますが歯並びや色を整えることが可能です。
セラミック矯正のデメリット
セラミック矯正のデメリットは、以下のとおりです。
- 自分の歯を削る必要がある
- 神経の治療が必要になることもある
- 虫歯や歯周病のリスクはある
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
自分の歯を削る必要がある
セラミック矯正の理解しておくべきデメリットは、自分の歯を削る必要があるということです。虫歯になっていない歯であれば、健康な歯を削ることになります。
見た目は綺麗にしたいけれど歯を削ることに抵抗がある方は、セラミック矯正以外の方法を検討したほうがよいでしょう。
神経の治療が必要になることもある
神経をとった歯は、歯根破折や歯根に膿が発生するリスクがあります。この場合、再治療が必要となることがあります。
そのため、場合によっては歯の寿命が短くなる可能性があることはデメリットと言えるでしょう。
虫歯や歯周病のリスクはある
セラミック矯正後は、虫歯や歯周病になる可能性が高まることがあります。セラミック素材は汚れが付着しづらく清潔に保ちやすいですが、経験が十分でない歯科医師による治療を受けた場合や、日々のケアが不十分な場合は、天然歯と同様に口腔トラブルのリスクが高まるのです。
ただし、当院では、精度の高いセラミックを提供するためにさまざまな工夫を凝らしています。削った歯の形を極めて鮮明に細部まで型取りできるよう歯肉圧排を行ったり、セラミック専用の精度が高い型取り材を使用したり、治療によるデメリットを抑えられるよう配慮しております。
セラミック矯正の治療の流れ・治療期間
セラミック矯正の治療期間は、治療を受ける歯の本数によって異なります。
例えば、前歯の数本だけであれば、1ヶ月かからずに治療が完了することもあるでしょう。治療本数が多かったり神経の処置が必要になったりする場合は、治療が完了するまで2〜3ヶ月程度の期間を要することもあります。
セラミック矯正の治療の流れは、以下の通りです。
- カウンセリング
- 検査・診断
- 土台の形成・仮歯の装着
- 型取り
- 被せ物の装着
- メンテナンス
それぞれ解説します。
1.カウンセリング
まずは、カウンセリングでセラミック矯正について詳しく説明を受けます。分からないことがあれば確認しておきましょう。
また、患者さまのお悩みや希望もお伺いします。事前にきちんと歯科医師に伝えておきましょう。
2.検査・診断
次に、お口全体の状態を調べます。歯周組織の状態や噛み合わせ、虫歯・歯周病の有無などを確認し、結果をもとに適切な治療方法を提案します。
検査内容は歯科医院によって異なりますが、レントゲン撮影や歯周病検査、口腔内の写真撮影を行うのが一般的です。
当院では、カウンセリングと検査・診断は同日に行っております。治療開始までに何度も通院する必要がないので、患者さまの負担を抑えられます。
3.土台の形成・仮歯の装着
検査が終わったら、歯を削って土台を整えます。神経の処置が必要な場合は、先に処置を終わらせてから土台を整えます。
当院では、この時点でお顔とのバランスを考慮した患者様の好みの色・形で綺麗に仕上げた仮歯でお帰りいただけます。
4.型取り
その後、精密な型取りを行って最終的なセラミックの被せ物を作製します。セラミックの被せ物の製作期間は、1〜2週間が目安です。
5.被せ物の装着
セラミックの被せ物が完成したら、装着して歯並びや見た目、噛み合わせなどに問題がないかを確認します。問題がなければ被せ物を接着して、治療完了です。
6.メンテナンス
治療完了後は、必ず定期的にメンテナンスを受けるようにしてください。専門的なクリーニングを受け、セルフケアでは取りきれない汚れを除去することで虫歯や歯周病を予防できます。
ほかにも、噛み合わせが悪くなるとセラミックが破折する原因になります。定期的にチェックを受け、必要に応じて噛み合わせの調整をしてもらうことも大切です。
セラミック矯正の費用相場
セラミック矯正は保険適用外の自由診療となるため、歯科医院によって費用は異なります。また、治療本数や神経の処置の有無、セラミックの種類などによっても、大きく異なるでしょう。
一般的には、セラミックの被せ物の費用は1本あたり10〜20万円程度が相場とされています。土台を立てるまでの処置にかかる費用の相場は、1本あたり1万5,000円程度です。
加えて、仮歯の費用も必要になります。仮歯の素材にもよりますが、1本あたり5,000円〜2万円程度が目安です。
セラミック治療後は、定期的に検診を受ける必要があります。定期検診には保険が適用されるため、費用は3割負担で1回あたり2,000〜3,000円程度です。
まとめ
セラミック矯正とは、セラミックの被せ物で歯並びを整える治療方法です。歯の色や形も同時に調整できるため、見た目にこだわった治療が可能です。
さらに、歯科矯正に比べて短期間で治療できるため、忙しい方や早期に歯並びの改善が必要な方にとっては、良い選択肢と言えるでしょう。
しかし、自分の歯を削る必要があるというデメリットもあります。一度削った歯は元に戻せないので、メリット・デメリットをよく理解してから治療を受けるようにしてください。
セラミック矯正を受けたあとは、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けるようにしましょう。セルフケアに加えて歯科医院でメンテナンスを受けることで、トラブルを早期に発見したり未然に予防したり、セラミックをより長持ちさせられます。
セラミック矯正を検討されている方は、東京都港区「白金高輪駅」1番出口より徒歩1分にある歯医者「白金SAIKI DENTAL CLINIC」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療、矯正治療、入れ歯治療など、さまざまな診療を行っています。審美歯科やインプラント、ホワイトニング、クリーニングなども実施しています。