こんにちは。東京都港区「白金高輪駅」1番出口より徒歩1分にある歯医者「白金SAIKI DENTAL CLINIC」です。
インビザライン Goは、インビザラインの種類のひとつで、前歯の治療に特化したマウスピース矯正です。
「できるだけ費用を抑えて治療をしたい」「出っ歯だけを早く治したい」と希望している方のなかには、インビザライン Goでの矯正治療を検討する方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、インビザライン Goで出っ歯は治療できるのか解説します。治療にかかる期間や費用の目安についても解説しますので、出っ歯が気になっている方や矯正を検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。
インビザライン Goとは

インビザライン Goとは、マウスピース型の矯正装置を使用する治療法であるインビザラインの一種です。奥歯を除く合計20本の歯を対象としています。前歯を矯正する際に、インビザライン Goを採用するケースが多いでしょう。
インビザライン Goの特徴
インビザライン Goでは、ほかのインビザラインと同様、プラスチック製のマウスピースを装着して歯を動かします。透明で目立ちにくいため、仕事や日常生活への影響が少ないでしょう。また、取り外しができるので、食事や歯磨きがしやすいという点もメリットです。
このことから、周囲の方に気づかれずに治療したい方や、矯正治療中に虫歯や歯周病になるのが心配な方に特に選ばれています。
インビザライン Goとほかのインビザラインとの違い
インビザライン Goは、前歯の矯正に特化しています。インビザラインにはいくつか種類があり、軽度の歯並びの乱れを対象にしたプランがあります。例えば、インビザライン・エクスプレス、インビザライン・ライトなどです。
それぞれのプランごとに使用できるマウスピースの枚数が決まっています。インビザライン・エクスプレスは最大7枚、インビザライン・ライトは最大14枚であるのに対し、インビザライン Goは最大で20枚までです。
インビザライン Goでは、重度の症例や噛み合わせの調整はできません。歯列全体を矯正したい場合には、使用できるマウスピースの枚数に制限がないインビザライン・コンプリヘンシブが適応となるケースがほとんどです。
そのため、インビザライン Goは、前歯の気になるところだけを治したい方に選ばれる傾向があります。
インビザライン Goで出っ歯の治療はできる?

インビザライン Goは、前歯の矯正に特化しており、出っ歯も治療できるケースが多いです。
ただし、症例によっては全体矯正やワイヤー矯正での治療が必要になる場合もあります。インビザライン Goで治療ができるかは、精密検査後に診断します。
本項目では、インビザライン Goで治療できるケースとできないケースについて解説します。
インビザライン Goで治療できる出っ歯の症例
インビザライン Goは、軽度の出っ歯に対応しています。一般的に奥歯を噛み合わせたときに、上の前歯と下の前歯の間に4mm以上の隙間があるケースを出っ歯と診断します。
軽度の出っ歯は上の前歯と下の前歯の隙間が4mm〜6mm程度で、噛み合わせや骨格に問題がないケースです。このような状態であれば、インビザライン Goでの治療が可能だと判断されることが多いでしょう。
とはいえ、同じ症例でも歯科医院によって診断が異なることもあります。
インビザライン Goで治療できない出っ歯の症例
インビザライン Goは、重度の出っ歯には対応できません。重度の出っ歯とは、奥歯を噛み合わせたときに上の前歯と下の前歯の隙間が6mm以上あるケース、噛み合わせや骨格に問題があるケースです。出っ歯には、下記の3つの種類があります。
- 歯並びに問題がある
- 骨格に問題がある
- 歯並びと骨格の両方に問題がある
上顎が成長しすぎていたり、下顎の成長が不足していたりすることが原因で出っ歯になることがあります。この場合は、ほかの治療法や外科的な治療が必要になるケースが多く、部分矯正であるインビザライン Goでの治療は難しいでしょう。
また、骨格に問題がないケースでも、抜歯をして歯を大きく動かさなければならない症例は、インビザライン Goでは治療ができないと判断されることがあります。
インビザライン Goで治療ができないと診断された場合でも、ほかのインビザラインのプランであれば治療できるケースも少なくありません。場合によってはワイヤー矯正での治療が必要になるケースもあります。
歯科医師に相談のうえ、ご自身に合った治療法を決めることが大切です。
インビザライン Goで出っ歯を治療する方法

インビザライン Goで出っ歯を治療する場合、マウスピースを装着して歯をうしろに動かしながら前歯を引っ込めます。歯を奥に引っ込めるためには、スペースが必要です。スペースを確保するために、歯の側面を少し削るディスティングという処置をすることがあります。
また、マウスピースは1日20時間以上装着し、1週間〜2週間を目安に新しいものに交換しなければなりません。
マウスピースを装着したらチューイーというシリコン製のロールチューブを噛んで、しっかりとフィットさせることが重要です。マウスピースが歯列にしっかりとフィットしていないと、歯に適切な力を加えることができないためです。
また、マウスピースの装着時間が短かったり、装着方法を間違えていたりすると、治療計画通りに歯が動きません。計画どおりに治療を進めるためにも、マウスピースの装着時間や装着方法、交換時期などは歯科医師の指示に従いましょう。
マウスピースをなくしたり、破損したりしないように管理することも大切です。歯並びの状態によっては、ワイヤー矯正と併用して治療することがあります。ワイヤー矯正で治療をすることで、より効率的に歯を動かしやすくなるでしょう。
インビザライン Goで出っ歯を治療する期間と費用

本項目では、インビザライン Goで、出っ歯を治療する期間や費用の目安について解説します。
治療期間の目安
インビザライン Goで出っ歯を治療する場合にかかる期間の目安は、出っ歯の状態によって異なりますが、半年〜1年程度です。ワイヤー矯正と併用する場合は、治療期間が長くなる可能性もあるでしょう。
全体矯正の治療期間は1年〜3年程度ですが、インビザライン Goは部分矯正なので短い期間で治療が終了することも少なくありません。
上記で紹介したとおり、インビザラインはプランによって、治療に使用できるマウスピースの枚数が決まっています。インビザライン Goで使用できるマウスピースの枚数は最大20枚までのため、インビザライン・コンプリヘンシブに比べると治療期間が短いケースが多いです。
費用の目安
インビザライン Goをはじめとしたインビザラインでの治療は、保険が適用されません。自由診療となるため、歯科医院によって費用は異なりますが、費用目安は35万円〜50万円程度です。
治療期間や治療内容によって値段は異なりますし、歯科医院によっても値段設定が異なります。また、インビザライン Goでの治療にかかる費用に加えて、カウンセリング料や精密検査料、リテーナーの費用などが別途でかかることも少なくありません。
詳しい費用設定については、治療前に歯科医院で確認しましょう。
まとめ

今回は、インビザライン Goで出っ歯は治療できるのか解説しました。
インビザライン Goとは、前歯の矯正に特化した治療法です。ほかのインビザライン同様にマウスピース型の装置を使用して治療を行います。軽度の出っ歯や骨格に問題がない出っ歯であれば、インビザライン Goで治療できる可能性が高いでしょう。
ただし、骨格に問題がある症例や重度の出っ歯はインビザライン Goでは治療ができない可能性があります。症例によっては、ワイヤー矯正や外科的な治療との併用が必要になるケースもあるでしょう。
歯科医院によっても診断が異なりますので、まずはカウンセリングを受け、歯科医師に相談のうえ、ご自身に合った治療法を選択することが大切です。
インビザライン Goでの治療を検討されている方は、東京都港区「白金高輪駅」1番出口より徒歩1分にある歯医者「白金SAIKI DENTAL CLINIC」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療、矯正治療、入れ歯治療など、さまざまな診療を行っています。審美歯科やインプラント、ホワイトニング、クリーニングなども実施しています。