こんにちは。東京都港区「白金高輪駅」1番出口より徒歩1分にある歯医者「白金SAIKI DENTAL CLINIC」です。
審美歯科で行われる治療には色々あり、いずれも口元を美しくするのに役立ちます。気になるのは費用ではないでしょうか。自然な白い歯を手に入れたいけれど、予算内に収まるかどうか気になる方は多いでしょう。
健康保険や医療費控除の対象になれば費用を抑えられますが、審美歯科での治療も対象になるのでしょうか。
今回は、審美歯科で行われる治療の内容と費用について解説します。保険は適用されるのか、医療費控除の対象になるのかも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
審美歯科とは

審美歯科とは、口元の見た目の改善を目的とした歯科治療です。虫歯や歯周病などの病気を治すことを主とする治療とは異なり、歯の色や形、歯並び、歯ぐきの形など、口元全体の美しさに焦点を当てた治療が行われます。
ただし、機能面を全く考慮しないわけではありません。しっかりと噛めるなどの機能面も考慮し、自然で調和のとれた仕上がりを目指します。
歯の黄ばみや金属の被せ物が気になる方、歯の形や歯並びで悩んでいる方が、審美歯科で治療を受けることで口元に自信を持てるようになるでしょう。
審美歯科での治療内容と費用

審美歯科で受けられる治療の内容と費用について確認しましょう。
ホワイトニング
ホワイトニングは、歯の着色汚れや黄ばみを専用の薬剤で分解し、歯を白くする方法です。コーヒーや紅茶、ワイン、喫煙などによる着色が気になる方や、歯の黄ばみが気になる方に向いています。
ホワイトニングには、主に歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で専用のマウスピースと薬剤を使って行うホームホワイトニングがあります。
オフィスホワイトニングは短期間で効果を実感しやすく、ホームホワイトニングは自分のペースでじっくりと白さを追求できるのが特徴です。オフィスホワイトニングの費用は1回あたり2万円〜7万円程度、ホームホワイトニングの費用は2万円〜5万円程度です。
セラミック治療
セラミック治療は、虫歯などで失われた歯の一部や全体を、セラミック素材で修復する治療法です。虫歯がない場合でも、見た目を改善するために行うこともあります。
銀歯などの金属製の詰め物や被せ物と比べて、セラミックは天然歯に近い色や透明感を持ち、見た目が非常に自然で美しいのが特徴です。また、金属アレルギーの心配がなく、長期間使用しても変色しにくいというメリットもあります。
セラミック治療では、歯全体を覆うセラミッククラウンや、部分的に詰めるセラミックインレーが用いられます。
セラミック治療の費用は選択する素材や治療部位によって異なります。セラミックインレーの費用は1歯あたり3万円〜8万円程度、セラミッククラウンの費用は1歯あたり10万円〜22万円程度です。セラミックの種類別にさらに細かく見ていくと、次のようになります。
オールセラミック
オールセラミックとは、すべてセラミックで作られている素材です。天然歯に近い透明感があり、審美性が高いのが特徴といえます。インレーの費用は4万円〜8万円程度、クラウンの費用は10万円〜18万円程度が目安です。
ジルコニア
ジルコニアとは、人工ダイヤモンドと呼ばれるほど非常に強度が高い素材です。耐久性と審美性を兼ね備えています。インレーの費用は6万円〜12万円程度、クラウンの費用は10万円〜20万円程度が目安です。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックとは、セラミックとレジンの混合素材です。歯科用プラスチックのレジンが使用されているため、ほかの素材に比べると審美性や強度が劣ります。
しかし、ほかの素材に比べると費用は安価です。インレーの費用は3万円〜5万円程度、クラウンの費用は4万円〜8万円程度が目安です。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは前歯の表面を薄く削り、そこに薄いセラミック製のシェルを貼り付ける治療です。歯の色や形、すき間、軽度の歯並びの乱れなどを短期間で整えることができます。
ホワイトニングでは白くならない変色した歯や、前歯の形が気になる方、すきっ歯を目立たなくしたい方などに向いています。従来の被せ物と比べて歯を削る量が少ない点も特徴です。
ラミネートベニアの費用は1本あたり5万円〜15万円程度です。クリニックによっては10万円~30万円程度になることもあります。複数本を同時に治療する場合は、総額が大きくなります。
歯列矯正
歯列矯正は、矯正装置を装着して歯並びや噛み合わせを整える治療です。見た目を整えるだけでなく、噛む機能の向上や口腔内の健康維持にも貢献します。従来のワイヤー矯正に加え、近年では透明なマウスピースを用いたマウスピース矯正という選択肢もあります。
矯正治療は数か月から数年かかるのが一般的です。矯正治療で歯並びが整うと歯磨きがしやすくなるため、虫歯や歯周病になるリスクも軽減できます。
歯列矯正の費用は矯正方法や治療範囲によって大きく異なります。全体矯正の場合、ワイヤー矯正は60万円〜130万円程度、マウスピース矯正は60万円〜120万円程度が目安です。
部分矯正の場合は、ワイヤー矯正が30万円〜70万円程度、マウスピース矯正が10万円〜50万円程度です。
クリーニング
審美目的のクリーニングでは、歯の表面に付着した歯垢や歯石、着色汚れを専用の機器や器具で除去します。これによって、歯本来の自然な色やツヤを取り戻すことができます。
ホワイトニングのように本来の色以上に白くすることはできませんが、定期的にクリーニングを受けることでお口の中を清潔な状態に保つことができます。これによって、口臭や虫歯、歯周病の予防にもつながるでしょう。
審美目的のクリーニングは保険適用外となり、費用は1回あたり5,000円〜2万円程度です。
審美歯科治療に保険は適用される?

審美歯科は、基本的に保険適用外の治療です。保険が適用されるのは、病気やケガを治療して、身体の機能を回復させることが目的の場合です。
例えば、虫歯や歯周病の治療は放置すれば歯を失う可能性があり、食事や会話などにも支障をきたします。そのため、虫歯や歯周病の治療には保険が適用されます。詰め物や被せ物に関しても、銀歯のように最低限の機能回復を図るためのものであれば保険適用の対象となります。
一方、審美歯科では、機能的に問題がない歯に対して、より美しい見た目を手に入れるための治療を行います。見た目の改善を目的とした治療のため、保険適用の対象にはならないのです。
審美歯科での治療にかかった費用は医療費控除の対象?

医療費控除とは、1月1日〜12月31日の1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに確定申告することで、支払った税金の一部が還付される制度です。審美歯科での治療費は、医療費控除の対象となるものとならないものがあります。
医療費控除の対象にならないのは、審美的な目的のためだけに行われる治療です。例えば、歯を白くするホワイトニングには機能回復の目的はなく、審美的な目的のみで行われます。そのためホワイトニングは医療費控除の対象にはなりません。
一方、セラミック治療に関しては、審美的な目的で行われることもありますが、虫歯治療の一貫としてセラミックの詰め物や被せ物を用いることもあります。この場合、セラミック治療には機能回復の側面があります。
ポイントは、機能回復を目的に行われる治療かどうかです。矯正治療に関しても、審美的な目的のみの場合は医療費控除の対象外ですが、機能回復のための治療であれば対象となります。
まとめ

審美歯科は見た目の改善を主な目的とする歯科治療です。基本的には保険適用外の自費治療になります。医療費控除については、見た目の改善のみを目的とする場合は対象外となりますが、機能回復を目的とした治療であれば対象になることが多いです。
ホワイトニングや矯正治療、セラミック治療などにはいずれも高度な技術が求められます。歯科医院には得意とする治療とそうでない治療があるので、歯科医院ごとの特色を事前に確認しておくのがよいでしょう。
審美歯科での治療を検討されている方は、東京都港区「白金高輪駅」1番出口より徒歩1分にある歯医者「白金SAIKI DENTAL CLINIC」にお気軽にご相談ください。
当院では、虫歯・歯周病治療、矯正治療、入れ歯治療など、さまざまな診療を行っています。審美歯科やインプラント、ホワイトニング、クリーニングなども実施しています。